HVC (Head Vibration Controller)はヘッドの剛性のコントロールにより制振性と弦振動の安定を求めたレッドハウスが独自に開発したシステムです。

＜制振性のコントロール＞
アタック直後の暴れる弦振動を制御して音の立ち上がりを早く、スッキリさせる事で和音の濁りが少なく素早いコードチェンジにもクリアに対応します。

＜弦振動の安定性＞
アタック、リリースのバランスを取る、すなわちアタック直後の暴れる弦振動を制御して、本来ならヘッドの振動として使われるエネルギーを弦振動エネルギーに残す事によりサスティーンが伸びて豊かな鳴りとなります。

開発のきっかけは従来製品のピッチの不安定さ (特にアタックのタイミングでのピッチ)が気になるとのプレイヤーからのご相談でした。そこで様々な方法での解決を試行錯誤して検証しました。そして、最終的に「ある素材(企業秘密)」をヘッド裏に埋め込むという方法(フレイムメイプルは蓋)でヘッドの振動をコントロールして「ピッチの安定」「自然なサウンド」を両立することができました。しかも、見た目を全く犠牲にせず、取り付けをしたり、後から穴あけなどの加工も必要ありません。

試された方々からは「音の立ち上がりが早い」「チューニング(ピッチ)が安定している」「デッドポイントが少ない」「コードの響きが濁らない」「サスティンが伸びる」などの所感をいただいておりますので、狙った効果はしっかりと反映されていると自負しております。